SaaS事業を5年で成長させ、大手IT企業グループへの売却を決断。創業者が語る、売却の舞台裏と次のチャレンジ。
エンジニア2人で始めたSaaS事業。最初の2年は売上ゼロに近い状態でした。
3年目にPMFを達成し、ARR1億円を突破。そこから一気に成長フェーズに入りました。
成長は嬉しかったのですが、次のステージに進むには大きな資金と組織が必要でした。
自分たちだけでやり続けることもできましたが、プロダクトをもっと多くの人に届けるには、大手のリソースが必要だと判断しました。
買い手候補は3社。最終的に、プロダクトのビジョンに最も共感してくれた企業を選びました。
デューデリジェンスは大変でしたが、良い経験になりました。
グループ入り後もプロダクト開発の自由度は維持されています。チームもほぼそのまま。
次は、グループのリソースを活かして、海外展開にチャレンジする予定です。

夫婦2人で創業したベーカリー・スイーツ企業を売上100億円規模・IPO直前で売却し、北海道とシンガポールを拠点にチョコレートブランド「カカオキャット」を立ち上げた田島氏。売却の決断、再起業の手応え、買収判断の基準までを率直に語る。

会社を売却した経営者の「その後」は、再起業や投資家への転身が一般的なイメージかもしれません。しかし、まったく異なる道を歩んだ人物がいます。 今回お話を伺ったのは、起業支援事業を担う、株式会社ウィルフ(以下ウィルフ)を立ち上げ、株式会社アントレ(以下、アントレ)へ数億円での売却を実現した黒石健太郎氏です。ロックアップを経て代表を退任。現在は岡山県瀬戸内市の市長として地方自治の最前線に立っています。起業から、自力で開拓したM&Aの裏側、そしてM&Aがキャリアの選択肢をどう広げたのかを語っていただきました。

「属人性のある事業は売れない」——M&Aの世界では、長らくそれが常識とされてきました。創業者個人に依存したビジネスは、買い手にとってリスクが高いとされるからです。しかし、その常識をあえて逆手に取り、「自分という人間ごと買ってもらう」戦略で東証上場企業へのエグジットを実現した経営者がいます。 今回お話を伺ったのは、オンラインスクール事業を東証上場企業である株式会社エフ・コードへ売却し、数億円規模のエグジットを実現した山田一真氏。家族を支えるための起業から数年、M&A戦略、最終契約書(SPA)交渉の裏側、売却後のリアルな心境まで、M&Aの舞台裏を赤裸々に語っていただきました。

今回話を伺ったのは、1999年の創業から、サイバーエージェントグループ入り、MBOによる独立と東証一部上場、電通グループ(CCI)との経営統合を経て、26年間にわたり会社(現・CARTA HOLDINGS)を牽引してきた宇佐美進典氏。サイバーエージェントグループ内で学んだ経営のエッセンスから、上場後の買収戦略で直面した組織統合(人事制度やオフィスの問題など)のリアル、NTTドコモによるTOBを受けた背景、そして「永久保有」を掲げる新ファンド(VOYAGE CAPITA)設立による新たな挑戦まで。その26年にわたる激動の経営軌跡と、M&Aの最前線で見えたリアルを赤裸々に語っていただきました。

「M&A前提の起業は、事業に血が通いづらい」。M&Aによるエグジットを見据えた起業が増えるなか、その合理性の裏にある限界と後悔を率直に語る起業家がいます。今回話を伺ったのは、学生起業から累計10件以上の事業譲渡を重ね、2024年にユニークキャリア株式会社を売却した岸田佳祐氏。学生時代のブログ運営から、数千万円規模の売却を繰り返した背景、M&A後の燃え尽き症候群、そして「時価総額100億」を見据えた再起まで。その激動の軌跡を赤裸々に語っていただきました。

今回お話を伺ったのは、元騎手候補生、東大卒、元ミクシィ社長という異色の経歴を持ち、現在はベンチャーキャピタリストとして挑戦者を支える朝倉祐介氏。M&Aや資金調達において高い企業評価を目指すことが常識とされるなか、その加熱する市場の裏にあるリスクと売り手側の鉄則について話していただきました。