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総合>ビジネス動画>女性最年少上場・経沢香保子が語る「攻めと守り」の組織論──キッズライン1日密着

女性最年少上場・経沢香保子が語る「攻めと守り」の組織論──キッズライン1日密着

2025/2/17
M&A CAMPチャンネル
M&A CAMPチャンネル運営局

女性最年少上場、二度の起業、三人の出産を経験した経沢香保子氏。ベビーシッターと家事代行のプラットフォームを運営するキッズラインの社長として過ごす1日に密着し、リモート組織の生産性、AI活用、安全管理と挑戦の両立について語ってもらった。

日本社会のジェンダーギャップを「閉鎖のテクノロジー」の力で変えていく──そう語るのは、株式会社キッズラインの代表取締役社長・経沢香保子氏だ。女性最年少での上場を果たし、二度の起業と三人の出産を経て、現在はベビーシッターと家事代行のプラットフォームを運営している。今回M&A CAMPでは、3ヶ月に一度の全社キックオフが行われる一日に密着し、組織運営の哲学から日々の習慣までを聞いた。


「閉鎖のテクノロジーで社会を変える」──キッズラインのビジョン


キッズラインは2014年に設立された会社だ。ベビーシッターのプラットフォームと家事代行のプラットフォームを運営し、これまで220万件以上の利用実績を持つ。


経沢氏は会社のビジョンをこう語る。


「日本社会のボトルネックである男女の差、その本当の理由は出産・育児、生物学的な妊娠・出産だけだと思っています。それを滑らかにするためにキッズラインという会社が誕生しました」


誰もが当たり前にシッターを使える社会、家事代行を当たり前にする社会。この2つの事業が、少子化対策や女性活躍推進、ジェンダーギャップを根本から立て直すという目標と直結している。


リモート中心でも一体感を保つ組織運営


密着当日は、全国からメンバーが集まる11期下期キックオフの日だった。社員のほとんどはフルリモート、もしくは週1出社という働き方をしている。


オンライン中心の組織運営において、経沢氏が当初心配していたのは3点。クリエイティビティが生まれづらくならないか、コミュニケーション不足で組織の一体感が損なわれないか、そして生産性が落ちないか。


しかし運用してみると、ビジョンが明確であるため一体感は持ちやすく、生産性についてもむしろ向上したという。


「往復3時間かかる通勤がなくなれば、その3時間分お客様対応ができる。CSチームは常に画像で状況を共有していて、1人で仕事しているのではなくチームが常にそばにいる感覚がある。だから余計集中できると言ってくれています」


キッズラインのCS(カスタマーサポート)と安全管理部門には、お客様やシッターからの問い合わせに限られた時間内で必ず返信するという「鉄壁ルール」がある。タスクが明確だからこそ、リモートでも数字で生産性が見える。地方にコールセンターを置く企業の発想と同じ構造だ。


AIなしでは仕事が進まない──テック化が生んだ生産性


経沢氏が「めちゃめちゃ上がった」と語るのが、AI活用による生産性向上だ。


会議は全自動で議事録を起こし、ChatGPT的な仕組みで録音から擬似議事録をまとめる。さらにネクストアクションを「いつまでに、誰が、何を」という形でメンションを付けて自動的に整理する。これを主催者がチェックする運用だ。


「もうAIがないと逆に仕事が進まない。みんなめちゃくちゃ活躍させていますね」


発信業務でもAI活用は進んでおり、社内全体で当たり前のツールになっているという。


1日10時間の仕事と「中身の充実」


経沢氏自身の働き方も特徴的だ。今年の目標は「1日10時間は絶対に仕事をする」こと。仕事に時間を使うため、食事は1日1食でも問題ないという。


「仕事に集中していると、そんなにお腹が空かない。お腹が空いたと思った時に食べるようにしています。健康の基本は睡眠と食事だと思うので、睡眠は8時間ぐらい取っています」


年齢を重ねた今、力を入れているのは「中身の充実」だ。


「20年以上経営をやってきて、ピンチもチャンスもありました。そのピンチは知識があれば避けられたな、自分がもっと知っていればうまく対応できたのに、ということだらけなんです」


攻めと守りの2輪──子供の命を預かる事業の組織論


キッズラインの組織は、攻めるチームと徹底的に守るチームの2輪で構成されている。


「子供の命をお預かりする会社は、挑戦が全てに先行するとは思えない。だから安全管理部を作って、攻めるチームと徹底的に守るチームの2輪、むしろ相反する組織作りをしています」


社内には弁護士も在籍しており、トラブルへの対処法を学びながら未然防止と迅速解決の体制を整えている。


「これまではビジョン系で『突き進め』というところがありました。でもそれは現場のメンバーができるから、自分がどれだけ守れるかというところを、新しい挑戦としてやりたい」


挑戦から守りへ。経営者としてのフェーズの変化が組織の成熟と重なっている。


社員から見た経沢香保子──地味で、まっすぐで、熱量が伝わる人


密着中、ランチに同席した社員に「普段の経沢さんはどんな印象か」を聞くと、返ってきた答えは意外なものだった。


「すごく真面目で、地味だと思います。事業にまっすぐという感じですね」


別の社員はこう続けた。


「ビジョンを浸透させる旗を振っているのが経沢さん。リーダーシップと熱意がリモートでも伝わってきます。長文のメッセージや話し方一つから、心から出ている発言だと感じる。1人1人は冷静なんですが、すごく熱を持って仕事をしている人が多い会社です」


キックオフと半年に一度のアワード


3ヶ月に一度のキックオフでは、ビジョンプレゼンに加え、半期に一度はアワードが開催される。入社数ヶ月の新人から長く貢献してきたメンバーまで、いろいろな分野で活躍した社員が表彰される。


ルーキーアワードを受賞した織田あい氏は「保育士の知識や勉強してきたことが無駄にならず、生かせていると毎日嬉しく思っています」とコメントを寄せた。


オンライン中心ながら、チャットには受賞を祝うコメントが流れ、涙ながらの喜びの声も共有される。リモートでも温度感のある瞬間が確かに存在する。


「日本のベビーシッター文化を作った会社」を目指して


経沢氏に最後、これからの経営者人生について聞いた。


「歴史に残るような、山川の日本史に載る会社にしたい。日本のベビーシッター文化を作った会社として頑張りたいと思います」


密着の終盤、社員45人ほどが集まる懇親会では、貸切に近い店内で乾杯の声が響いた。リモート中心の会社でありながら、3ヶ月に一度はリアルで集まり、ビジョンと熱量を共有する。攻めと守り、オンラインとオフライン、挑戦と守り抜くこと。相反するものを両輪として回し続けるのが、経沢香保子流の経営なのだろう。


※本記事はYouTube動画を元に編集部で再構成したものです

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目次

  1. 1.「閉鎖のテクノロジーで社会を変える」──キッズラインのビジョン
  2. 2.リモート中心でも一体感を保つ組織運営
  3. 3.AIなしでは仕事が進まない──テック化が生んだ生産性
  4. 4.1日10時間の仕事と「中身の充実」
  5. 5.攻めと守りの2輪──子供の命を預かる事業の組織論
  6. 6.社員から見た経沢香保子──地味で、まっすぐで、熱量が伝わる人
  7. 7.キックオフと半年に一度のアワード
  8. 8.「日本のベビーシッター文化を作った会社」を目指して
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