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総合>ビジネス動画>亀山敬司×送りバント|成長を目指すべきか?お金より大事な「後悔しない生き方」とは

亀山敬司×送りバント|成長を目指すべきか?お金より大事な「後悔しない生き方」とは

2025/4/1
M&A CAMPチャンネル
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DMM.com会長・亀山敬司氏と4人で運営する送りバントが「成長」「幸せ」「お金」をテーマに語り合った対談。脱成長経営者が説く、合理主義との折り合いと後悔しない人生哲学とは。

「成長を目指すべきか」をめぐる対談


DMM.com会長の亀山敬司氏と、4名体制で運営される送りバントのメンバーによる対談。テーマは「成長を目指すべきかどうか」「お金はどれほど大切か」という、経営者なら誰もが一度は向き合う問いだ。


亀山氏は仕事における成長について、こう語る。


「仕事をやる以上は、横ばいを目指していたら大体衰退する。周りがみんな成長していたら、横ばいでは全体として衰退になってしまう。せめて5%ぐらいは伸ばしておいた方がいい。そうすれば誰もやめさせなくていいし、新しい人材も入る」


一方、4名で運営を続ける送りバント側は「数字としての成長」ではなく「人間的・精神的成長」を重視しているという。


「数字はずっと同じ数字を上げていきたい。でも、20代の頃の自分たちなら、亀山会長のような方が相手をしてくれることはなかった。こうして忘年会に呼んでもらえること自体が、何かの成長ではないか」


経営判断における「合わせ持つ」感覚


会社組織を大きくしていく過程では、綺麗ごとだけでは済まされない場面が必ず出てくる。5%成長を実現するためには、清濁併せ呑む経営判断が求められる。送りバント側はその折り合いの付け方を亀山氏に問う。


亀山氏の答えはシンプルだった。


「俺は合わせ持つのが得意だからね。生徒がぐちゃぐちゃやっていても、浄化器に石を置いて、土を置いて、濾過するみたいな感じ」


しかし送りバント側はこう続ける。


「濾過する過程で、みんなが綺麗な水を飲めるわけじゃない。汚い水のところで終わっていく人もいる。そこが自分のタイプ的に耐えられない。優しいというより、弱いと言うのが正しいかもしれない」


亀山氏は「気づいた人を見て辛いとなっていたら、次に行けないからね」と応じた。痛みを理解した上で、なお決断する厳しさ。それは経験のなかで少しずつ電化されていくものだという。


ジブリと弁当の話──幸せの原型


対談のなかで印象的だったのが、亀山氏が語った若き日のエピソードだ。


レンタルビデオ屋を始めた頃、店員だった現在の奥さんが弁当を持ってきてくれて、二人で弁当を食べながらジブリを見ていた──。送りバント側は、その話を以前聞いたとき「めちゃめちゃいいな」と感じたという。


「亀山会長から、けち臭さを感じない。だから好きだなと思った。でも、逆にこのままで幸せなんじゃないかと思いませんか?」


亀山氏は昨年、365日のうち外で飲んだのは3日だけだったという。家でジブリを見て、サウナに行ける生活が続けられている。それ自体が一つの成長であり幸せでもある。


「中野の一番安いハイボール」が象徴するもの


亀山氏は資本的な成長を追求しながらも、消費活動においては極めて質素だ。店に行っても一番安いハイボールを頼み、東横インに泊まる。


「昔そういう風に飲んでいた頃と、高い店も色々行ってから、また戻ったらそっちの方が楽しい。一周してから戻ると、また違って見える」


送りバント側も共感する。2万円の食事をご馳走になれば「うまいな」と感動するが、それは月に1回、2ヶ月に3回くらいでいい。毎日食べなければならないとなるとキツい。


ここに、亀山氏の独特なバランス感覚が表れている。仕事では徹底的に合理的だが、プライベートは合理的ではない。借金をすれば最後の20万円を1万円ずつ返していく。「会いたくない人に借金はしたくないから、返済時にきっかけを作る」のだという。


「マイナスがない」ことこそ幸せ


対談は「幸せとは何か」というテーマへ移る。亀山氏の答えは明快だった。


「誰からも怒られないで、あと20万円を妻に払えれば、本当に幸せ」


送りバント側も同意する。


「自分と同じ年代では、まだ乗るか反るかで苦しんでいる人がいっぱいいる。その人たちの話を聞くと、自分は幸せなんだなと思う」


マイナスがないこと──それが二人に共通する幸福観だ。金持ちと高いワインを飲んでいる人が不幸そうにしているより、安いハイボールを楽しそうに飲んでいる方がいい。


後悔と人との比較


亀山氏は最近、ギターの早弾きの練習を始めたという。


「中学校からあんなにメタルが好きだったのに、なんで今日までやらなかったんだろう。なんで中学の時にやってなかったんだって後悔がある」


後悔しないためのポイントは「人と比べすぎないこと」。亀山氏ほどの資産があっても、上を見ればキリがない。比べ始めるとキツくなるから、そこは放棄しているという。


ラーメン屋で1700円の特製ではなく1250円の味玉を頼んでしまい、後悔を引きずる──そんな日常の選択も、結局は商売人としての性なのかもしれない。


子供のまま成長したピュアさと「大人の割り切り」


対談の終盤、送りバント側が亀山氏を評する。


「亀山さんはピュアだけど、ちゃんと一線がある。意思決定がある。そうじゃないとこんなに大きくならない」


亀山氏は応じる。


「全員を幸せにすることはできない、という現実はある。大人だからね、俺は」


送りバント側は「うちは若いうちは向かない。いろんなことを経験して、こういうのもいいかな、と折れた人の方が向いている」と語る。20代でガツガツやりたい人は、入ってきても合わない。それぞれの経営スタイルがあり、そこに優劣はない。


合理主義と非合理、成長と脱成長、お金と幸せ──。一見対極に見える二者は、実は深いところで「同じ匂い」を共有していた。後悔しない生き方とは、自分の在り方を知り、人と比べず、マイナスを抱え込まないことなのかもしれない。


※本記事はYouTube動画を元に編集部で再構成したものです

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目次

  1. 1.「成長を目指すべきか」をめぐる対談
  2. 2.経営判断における「合わせ持つ」感覚
  3. 3.ジブリと弁当の話──幸せの原型
  4. 4.「中野の一番安いハイボール」が象徴するもの
  5. 5.「マイナスがない」ことこそ幸せ
  6. 6.後悔と人との比較
  7. 7.子供のまま成長したピュアさと「大人の割り切り」
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