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総合>ビジネス動画>「あり金は全部使え」500億企業チームエナジー中村誠司の1日に密着——70億円の地熱革命と『止まるな』の経営哲学

「あり金は全部使え」500億企業チームエナジー中村誠司の1日に密着——70億円の地熱革命と『止まるな』の経営哲学

2025/1/27
M&A CAMPチャンネル
M&A CAMPチャンネル運営局

0から500億円企業チームエナジーを作り上げた創業者・中村誠司氏の1日に密着。中間ホールディングス構想、70億円を投じた地熱革命「ジオドリーム」、311でGE本社に単身乗り込んだエピソードなど、独自の経営哲学に迫る。

0から500億円企業を作った創業者の素顔


M&A CAMPでは今回、チームエナジー創業者・中村誠司氏の1日に密着した。グループ経営に加え、新規事業の社長を多数育てるスタイルで知られる中村氏が、どのような時間の使い方と考え方で日々を過ごしているのか。早朝の新幹線で大阪へ向かい、本人のオフィスから1日を追った。


中村氏は冒頭、自身の役割を「メンタメンティ」と表現する。グループ各社の社長たちが事業上の相談を持ち込み、中村氏自身の経験値を参考に経営判断をしていくというものだ。「こっちも話を聞かせてもらいながら学べるところがある」と語り、新規事業のミーティングでは社員の思考を広げる「お手伝い」に徹していた。


「互換じゃない感覚」で社長は決まる——中間ホールディングス構想


密着開始からほどなくして、ある重要な決定が行われた。チームエナジーグループの新たな中間ホールディングスを立ち上げ、その下に100社規模の事業会社を並べる構想だ。グローバル展開を視野に、社長として白羽の矢が立ったのが「バンちゃん」と呼ばれる人物(北島氏)だった。


大きな経営判断にもかかわらず、現場のやり取りは驚くほどフラットに進む。北島氏は「いやあ、今1円ももらえると思ってないですけど」と口にし、中村氏も「こういう人が来てもらわないとうまくいかない」と応じる。決め手として中村氏が挙げたのは、北島氏が直前のミーティングで発した「互換じゃない感覚」という言葉。報酬や条件で動く人ではなく、責任を引き受けて一緒に会社を作っていける人かどうかを重視する姿勢が表れていた。


さらに中村氏は「株にもこだわらない」と明言。グループで生まれた会社を北島氏側の事業と統合してもよいというスタンスで、関わる人全員がプラスになる「連鎖」を作ることに意識を置いていた。


アイデアより「やり切れる人間か」——70業態を作ってきた経営者の視点


中村氏はこれまでに70以上の業態・事業を立ち上げてきた。その実感として強調するのが、「アイデアの価値」より「やり切れる人間か」という基準だ。


「みんなピッチとかやるじゃないですか。そんなもん何の価値もない。結局やり切れるのか、やり切れる人間なのか。ここの方が大変なんですよ」


アイデアは生成AIに聞けば1万案でも出てくる時代であり、希少なのは人を集め、愛情を出し、熱を保ち続けて事業を動かし続けられる経営者だという。スモールベンチャーが行き詰まる典型は、最初のアイデアが形になった瞬間に次が生まれず、売上が止まり、熱が下がり、動かなくなることだと中村氏は語る。


中村氏自身は「若い頃からうまくいかなかったから、動かないと生きていけなかった」と振り返り、その「動く癖」が今に繋がっていると述べた。


イノベーションが起こる場所「JAM BASE」


大阪駅前にあるイノベーション拠点「JAM BASE」もオフィスとして活用している。阪急阪神、三菱地所、オリックスなど7社共同で運営される施設で、月額1万円から利用できるコースもあり、キッチンやシャワー、テラス、隠れ家のような小スペースまで備える。


中村氏はここを、グローバル人材を世界中から集めるための拠点として活用していく構想を描く。「100カ国からいろんな人たちに来てもらって、AI翻訳を持ってもらいながらバーで喋っていく」という発想は、密着中もその場の対話から自然に生まれていった。


70億円を投じた地熱革命「ジオドリーム」


密着の中盤で行われたオンラインミーティングは、中村氏が70億円を投資した地熱開発企業「ジオドリーム」の戦略会議だった。同社は3つの独自テクノロジーを軸に、地下4,000m級の調査と効率的な掘削を可能にするという。


- パルス技術による掘削:従来のダイヤモンドヘッドではなく、岩盤を砂状にして掘り進めるため、ヘッドがほとんど摩耗しない

- 地下4,000m級の可視化技術:MRIの巨大版にあたる電気を用いた地下分析。世界で2社目の使用権を保有

- 地熱発電・CCS(CO2貯留)への応用:日本国内で休眠する移動・発電インフラの復活を狙う


会長として参画しているのは、元・経済産業省審議官のかさ氏。さらにスティーブ・ジョブズのメンターとして知られる人物がパートナーのトップに立ち、IPADSというプラットフォームを共同で築いている布陣だ。中村氏は「信頼関係だけで立っているような契約」と語りつつ、銀行の協力も得て70億円を投じた。


ミーティングでは事業会社からSPCを組成して投資家を集める仕組みや、サウジアラビア政府系イベント「フューチャーミネラルズフォーラム」への出展戦略まで議論されており、桁違いのスケールで日々の経営判断が積み重ねられている様子が垣間見えた。


311でGE本社に単身乗り込んだ——行動の原点


中村氏が大型エネルギー事業に本格参入したきっかけは、東日本大震災だった。福島第一原発の沸騰水型原子炉の設計元がGE(ゼネラル・エレクトリック)であったことを念頭に、中村氏は単身でGEの米本社に乗り込んだという。


「日本政府が怒れへんから、僕は怒りに来た」


GEを巻き込み、船上に火力発電所を載せる「フロートパワー」構想を持ちかけたが、メンテナンスコストや事業規模の問題で断られた。日本に戻り取り組んだのが地熱だった。「若い人はもう行儀いいんですよ。すいません言うてたら殺されませんから」と中村氏は語り、厚かましく現場に踏み込む姿勢が今に至る事業を生んだと話す。


「お金は預かりもの」——あり金は全部使う経営哲学


中村氏の資産観は徹底している。個人の借金が資産を上回ったことが「ゼロ」、つまり常に借入超過で攻め続けてきたという。


「お金は預かりもんやと思ってるんですよ。預かったお金を、地球のためになることや国のためになることに使う。そう考えてたら自然に、味方してくれる人は増える」


貯金や運用でリターンを得ることには「ほぼ興味ない」と断言。1億円が手元にあれば10億円借りられるのだから、レバレッジを利かせて事業に投じる方が合理的だという考えだ。金利交渉に終始する経営者については「銀行も儲けさせてあげたら、もっと貸してくれる」と述べ、信用を最優先する姿勢を強調した。


さらに中村氏は、お金を持ちすぎた経営者が陥る罠についても言及した。「元気な人が金を持って泊まり出したら、元気がなくなる。守りに入ってお金だけ持ってゴルフばかりしている人は、僕から見たら無描写みたいなレベル」。信用、お金、実績を得たあとに動かなくなる人が多いことが、自身が動き続ける動機になっているという。


信用とエネルギーがあれば調達できる


中村氏の経営観をひと言で表すと「信用とエネルギーさえあれば、お金が0円でもいつでも調達できる」というシンプルな構造になる。基本何もなくなっても、エネルギーがあれば飯は食える。元気であれば怖くない——その確信が、70億円規模の投資判断や、海外政府関係者を巻き込む事業構想を支えている。


秘書が見る中村誠司


2020年12月から中村氏の秘書を務める女性は、中村氏のスケジュール管理から各プロジェクトの調整までを一手に担う。


「中村が『やろう』と発動しても、私が調整しない限り進まない。風呂敷を広げたままになる」


前職は物販で、座って仕事をするのは中村氏の秘書が初めてだったという。中村氏の魅力として挙げたのは、人を巻き込む不思議な力と、周りに喜んでもらいたいという常時の意識。中村氏には個人の別荘が一つもなく、所有不動産は「みんなで使おう」という発想で運営されている。秘書本人も今後、合宿事業や民泊事業を担う子会社の社長を兼任する予定だ。


まとめ:止まるな、動き続けろ


密着の最後、若手経営者へのメッセージを問われた中村氏の答えは明快だった。


「最も大事にしているのは、止まるな、と。とにかく動き続ける。動かなくなったら、もうやめろ」


数週間先までスケジュールが詰まり、自分でも次の予定を覚えていないほどのペースで動き続ける一方、最近は心臓の負担を感じて山登りなど体調管理にも意識を向けるようになったという。エネルギーを保ち、信用を崩さず、預かったお金を社会のために使い切る——その基本動作の積み重ねが、500億円企業チームエナジーを作った創業者の1日を形づくっていた。


※本記事はYouTube動画を元に編集部で再構成したものです

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目次

  1. 1.0から500億円企業を作った創業者の素顔
  2. 2.「互換じゃない感覚」で社長は決まる——中間ホールディングス構想
  3. 3.アイデアより「やり切れる人間か」——70業態を作ってきた経営者の視点
  4. 4.イノベーションが起こる場所「JAM BASE」
  5. 5.70億円を投じた地熱革命「ジオドリーム」
  6. 6.311でGE本社に単身乗り込んだ——行動の原点
  7. 7.「お金は預かりもの」——あり金は全部使う経営哲学
  8. 8.信用とエネルギーがあれば調達できる
  9. 9.秘書が見る中村誠司
  10. 10.まとめ:止まるな、動き続けろ
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