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総合>ビジネス動画>DMM亀山会長が説く「経営者こそ旅をしろ」20代の一人旅が人格の8割を作る理由

DMM亀山会長が説く「経営者こそ旅をしろ」20代の一人旅が人格の8割を作る理由

2024/12/21
M&A CAMPチャンネル
M&A CAMPチャンネル運営局

DMM.com会長・亀山敬司氏が語る「旅と経営」の哲学。ニューヨークやネパール、ボスニアでの体験から見えた、一人旅が人格形成に与える影響とは。20代こそ旅に出るべき理由、そしてスマホを置いて孤独になる旅の意義を語る。

経営者にとって「旅」が重要な理由


経営と人生において、旅は重要な意味を持つ——。DMM.com会長の亀山敬司氏は、人生の達人になるには「旅をすること」「一人になって考えること」が欠かせないと語る。本記事では、亀山氏がM&A CAMPのインタビューで語った旅の哲学と、20代での経験が人生に与える影響について再構成する。


聞き手は土日を使って今年だけで8回ほど海外を訪れたという。フィンランド、香港、タイ、アメリカと足を運ぶなかで、「一人になれること」「国によって世界観が違うこと」を実感し、亀山氏に行ってよかった国を尋ねた。


ニューヨークとネパール、トラブルこそが旅の醍醐味


亀山氏が印象に残っている国として挙げたのは、ネパールやインド、そしてアメリカ・ニューヨークだ。


「華やかなところと、ちょっと路地に入ると全く違う世界が広がっている。お金をくれと寄ってくる人もいれば、タクシーでぼられたり、お腹を壊したりもする。でも、それを楽しめるかどうかが大事」


亀山氏が訪れた当時のニューヨークは、1ドル240円ほど。レストランやデリバリーで働きながら、チップで生活費を稼いだという。ブロードウェイの古い演目は安いチケットが手に入り、英語が分からなくても「踊ったり歌ったりするから大体楽しめる」と振り返る。


トラブルや不便さを「冒険」として楽しめるかどうか。これが旅の本質だと亀山氏は語る。


20代で人格の8割が決まる


亀山氏が特に強調するのが、20代に旅をする意義だ。


「20代の間に、基本的な人格や骨格が8割型できてしまうイメージがある。それをベースに、30代40代の価値観や人生観、仕事への考え方や生き方が固まっていく」


もし20代で仕事だけをしていたら、「もうちょっと金の亡者になっていたかもしれない」と亀山氏は語る。「初戦、仕事だ」と本気で思える状態から離れられたのは、旅で裸の自分を感じる経験があったからだという。本を読むだけでなく、リアルな経験として身体に刻まれる感覚が、人格の核を作る。


一人旅と田舎、そして「孤断」のすすめ


亀山氏が勧めるのは、単に海外へ行くことではない。


「どこの国に行くかよりも、誰ともコミュニケーションを取らないぐらい一人で考える形が大事。一人と二人では全く違う」


さらに重要なのが「田舎へ行くこと」。今や南米でもアフリカでも、都会はマクドナルドがあり、観光地はどこも似たり寄ったりだ。バスに乗って見知らぬ田舎をぶらつくほうが、本当のその国の姿が見えてくる。


そして滞在期間は3日では足りない。「1ヶ月ぐらい欲しい」と亀山氏。日本に来た外国人が東京と京都だけ見て帰っても日本は分からないのと同じで、石川や農村まで足を伸ばして初めてリアルな生活が見える。


スマホを置いていく勇気——理想は「メディアからの遮断」


現代において、亀山氏の旅論の核心は「メディアからの遮断」にある。


「スマホを家に置いて出るのが本当の理想。難易度は高いけど、それぐらいするのが一番いい。1ヶ月ぶりにスマホを見たという経験ができれば最高」


亀山氏自身、当時は携帯もネットもなかったため、飯を食ってホテルに泊まり、あとは一人で歩くだけ。「楽しい」というより「孤独になりに行く」感覚だったという。


この孤独のなかで、「どう生きるか」「何がかっこいいか」「何が幸せか」を考えざるを得なくなる。亀山氏が紛争地帯のボスニア(旧ユーゴスラビア)まで足を運んだのも、生死の境に何かあるのではないかという問いを抱えていたからだ。


お金もビットコインも「道具」にすぎない


30代以降、亀山氏はIT業界への業種変更や、ビットコインを盗まれる経験などを経てきた。しかしそれらは「ちょっとしたこと」だと語る。


「ビットコインを持っていようが、農業をやっていようが、生きるか死ぬかにはあまり関係ない。結局、いろんなところに行って一人になって考え、自分の結論を出して、どう生きるかという話になる」


お金も愛も、すべては「道具」。「手段に振り回されるのが一番厄介」だと亀山氏は警鐘を鳴らす。何のために稼ぐのか、自分が本当に欲しいものは何か——それを突き詰めれば、環境が変わっても人格は揺らがない。


「自分が自己満足するのが大事。何で満足するかは人それぞれ違うけど、本当に欲しいものを突き詰めればいい」


「分かる」と「実行できる」の差


インタビューの最後、聞き手は来月一人でイタリアへ向かうことを明かした。スマホは持っていくが、本を持って遮断を試みるという。


それに対する亀山氏の言葉が鋭い。


「なるほどと頷きながら実行できないということは、実は分かっていないということ」


情報量が多すぎる現代、自分で考える時間は失われている。自分の物差しを持つために、一人になり、田舎を歩き、メディアから遮断される——。経営者にとっての旅とは、売上や数字から離れ、自分の核に向き合う時間そのものなのだ。


20代の若いうちに、1ヶ月の休みを取ってでも一人旅に出る。その経験が、後の人生の8割を支える骨格となる。亀山氏のメッセージは、忙しさに追われる現代の経営者やビジネスパーソンへの問いかけでもある。


※本記事はYouTube動画を元に編集部で再構成したものです

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目次

  1. 1.経営者にとって「旅」が重要な理由
  2. 2.ニューヨークとネパール、トラブルこそが旅の醍醐味
  3. 3.20代で人格の8割が決まる
  4. 4.一人旅と田舎、そして「孤断」のすすめ
  5. 5.スマホを置いていく勇気——理想は「メディアからの遮断」
  6. 6.お金もビットコインも「道具」にすぎない
  7. 7.「分かる」と「実行できる」の差
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