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総合>ビジネス動画>箕輪厚介が語る「徳を積む」経営論|成果第一主義から習慣重視へ転換した起業家の心境変化

箕輪厚介が語る「徳を積む」経営論|成果第一主義から習慣重視へ転換した起業家の心境変化

2024/3/7
M&A CAMPチャンネル
M&A CAMPチャンネル運営局

編集者・箕輪厚介氏が、これまでの成果第一主義から「徳を積む」習慣重視のスタンスへ変化した経緯を語る。トイレ掃除やゴミ拾い、占いの活用まで、起業家にとっての習慣と運勢の意味を率直に明かしたインタビュー。

成果第一主義から「習慣」重視へ──箕輪厚介の心境変化


編集者として数々のヒット書籍を手掛けてきた箕輪厚介氏が、最近「大吉教」や「徳を積む」といった言葉を発信している。サイバーエージェントの藤田氏や北の達人コーポレーションの木下氏が「トイレ掃除をしっかりやる」と語るような、当たり前のことを大切にする姿勢に、なぜ箕輪氏は転じたのか。本人の口から、その変化の経緯と現在地を聞いた。


去年までは「成果が全てを癒してくれる」と思っていた


箕輪氏は率直にこう振り返る。


「端的に言うと、去年までは成果第一主義だったんです。起業家の最初の頃って当然そうで、結果さえ出せばオールOK。人間関係で多少変なことをやっても、結果が全てを癒してくれるみたいな感覚でした」


しかし、その姿勢でやり続けるうちに「やりたいこともないな」と感じるようになり、瞑想を始めた。そして2024年から「習慣を大事にしよう」と決めたという。


「別に何の成果を上げなくてもいいから、1日を自分の理想的な1日にしようと。朝起きてこうしよう、散歩して、と組み立てていったんです」


朝の瞑想、神社参拝、布団を畳む──習慣の精度を上げる


そうした本を読み込むうちに、箕輪氏は習慣の精度をさらに上げていった。朝の瞑想、神社で自分の呪文を唱えること、布団を畳むこと。一つひとつの行動を丁寧に積み重ねるようになった。


すると、人のアドバイスを素直に聞けるようになり、これまで関わらなかった人たちと出会うようになったという。


「俺の知らない世界が広がっていたんです。今までバカにしてた人たちが、心を開いてくれるようになった。『箕輪さん、今までちょっと怖かったんですけど、発信を見て』と、それなりの人がアドバイスをくれるようになった。みんな意外とちゃんと生きてたんだ、と気づいたんです」


ゴミがあれば拾って捨てる。そうした行動の積み重ねが、心を整えてくれた。成果も以前より上がっているという。


「ホテルの部屋をきれいにして帰る」感覚の変化


以前の箕輪氏は、酒を飲みながら仕事をし、トラブルを起こしても「あいつが悪い」と切り捨てるスタイルだった。そこから何かが生まれるという感覚も完全には否定しないが、日常の8割はちゃんと生きるべきだと今は考える。


象徴的なのが、ホテルでの過ごし方だ。


「ホテルなんて、どれだけ汚して帰れるかが得だと思っていた。金を払ってるんだから、ゴミを散らかして帰っていいのがホテルだろうと。でも今は、ちゃんとゴミを捨ててベッドも畳んでリモコンも揃えて帰る。すると清々しい気持ちになるんです」


オンライン会議でも変化は明確だ。以前は「いかに顔出しをせず、いかに他のことをやりながらこの時間を過ごせたら得か」と考えていたが、今は「この15分でも、その人に1mmでもプラスになることを返せるように考えよう」となった。健全なサイクルが回り始めているという。


若手起業家も「徳を積む」べきか──段階論


会社を伸ばすために、若手のうちから徳を積むべきなのか。インタビュアーの問いに、箕輪氏は「段階による」と答える。


「感謝しよう、謙虚でいよう、という言葉を自分なりに受け取ってそのままやっても仕方がない。やっぱり、人を蹴落としてでも頭角を表してやるぜ、という人が結果だけ求めてやり続けて、『このまんまでいいのかな』『結局周りに支えられてるな』と気づくのが大事なんです」


最初から綺麗事を並べても面白くないし、結果も出ない。批判を浴びるような目立つことをやらないとダメな時期はある、と箕輪氏は言う。


「ただし、それを40歳近くまでやってると変な人になっちゃう。成果と比例しなくなる。10代・20代・31歳までは批判や向かい風が自分を押し上げてくれるけど、そこからはノリが通用しなくなる。逆に使えるのは、それまでの知見と人脈。だからまともな方が使える気がするんです」


占いとの付き合い方──「ゲッターズ飯田」と「ぽちゃかずこ」


最近の箕輪氏は、ルシルナ・かっぺさんやぽちゃかずこさん、ゲッターズ飯田さんといった占いの本を見ているという。


「あれってすごく理にかなっていて、月単位や日単位で『今日は散財しないように』『地に足を付けましょう』と書いてある。年単位でも『今年は引っ越しや転職をガンガンしましょう』『今年はとにかく今の場所で変な動きをしないようにしましょう』と書いてある」


人間の動きはだいたいそんなものだ、と箕輪氏は語る。ずっと調子に乗っていればいずれ痛い目に遭うし、地に足を付けすぎても飛躍はしない。「この3年間は土に潜りましょう、超えたら勝負していい」といった指針に従うと、大きな事故が起きにくくなる。


「人間って、調子に乗ってる時に行きすぎて痛い目に遭う。でも『今は運勢が悪いから控えろ』と書いてあると、『ちょっと様子を見よう』と思って大きなミスを犯さなくなる。スピリチュアルというより、人間には当たり前に波があるから、いい意味で抑制が効くんじゃないかと思います」


つまり、占いに頼ることは、ある種「規則正しく生きていこう」という発想に近い。パワーストーンや除霊といった精神的な営みも、海外のアーティストやスポーツ選手がやるように、自分の中でコントロールできている範囲でなら、むしろ精神を安定させるという。


100億・200億の先で何のために頑張るか


結局のところ、お金のために頑張れるのは途中まで。その先で何のために頑張るかを考えたとき、日々の生活を規則正しくすることが意味を持つ、と箕輪氏は言う。


「日々、自分がこういう風に生活したいという1日を過ごせて、『今日86点ぐらいだな』と思える方が、日常の幸福度は上がる。100億・200億・300億という達成で幸せな部分はいいけれど、別に幸せじゃないなと思っても続けてる人っているじゃないですか。あの人は結構不幸だなと思うんです」


成果と習慣、両方を行き来してきた箕輪氏だからこそ語れる、起業家の中盤戦における幸福論である。


※本記事はYouTube動画を元に編集部で再構成したものです

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目次

  1. 1.成果第一主義から「習慣」重視へ──箕輪厚介の心境変化
  2. 2.去年までは「成果が全てを癒してくれる」と思っていた
  3. 3.朝の瞑想、神社参拝、布団を畳む──習慣の精度を上げる
  4. 4.「ホテルの部屋をきれいにして帰る」感覚の変化
  5. 5.若手起業家も「徳を積む」べきか──段階論
  6. 6.占いとの付き合い方──「ゲッターズ飯田」と「ぽちゃかずこ」
  7. 7.100億・200億の先で何のために頑張るか
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