創業60年の製造業。後継者不在に悩んだ3代目社長が、M&Aという選択肢にたどり着くまでの葛藤と、従業員の雇用を守り抜いた実話。
「会社を売る」という言葉に、最初は強い抵抗がありました。
祖父が創業し、父が育て、自分が受け継いだこの会社。従業員50名とその家族の生活がかかっています。
しかし、自分の子どもたちは別の道を歩んでいる。このまま自分が引退したら、会社はどうなるのか──。
最初にM&Aの話を聞いたのは、取引先の銀行からでした。正直、「身売り」というイメージが強く、すぐには受け入れられませんでした。
しかし、同業の先輩経営者がM&Aで事業を譲渡し、従業員も顧客も守られている事例を聞き、考えが変わり始めました。
実際のM&Aプロセスは約8ヶ月。想像以上に丁寧で、買い手企業との相性も重視されました。
最終的に、同業の上場企業グループに参画する形で合意。従業員の雇用は全員維持、ブランドも存続という条件でした。
今振り返ると、M&Aは「終わり」ではなく「新しい始まり」でした。従業員からも「安心した」という声をもらい、この決断は間違っていなかったと確信しています。


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